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発掘プロット練習1

:SF・恋愛・コメディー。(恋愛、ということなので、恋愛対象を引きます。)

主人公の現在:厳格の逆。

主人公の近い未来:勇気の逆。

主人公の過去:誓約。

恋愛対象:清楚の逆。

援助者:至誠。

敵対者:節度の逆。

結末:意思の逆。



プロット。

 主人公、マルスは火星政府の第三セクター警察会社の御曹司だ。名前の雄々しさとは裏腹にお坊ちゃん育ちのせいで、性格は優柔不断である(厳格の逆)。

 名ばかりの署長として就任した分署で、のほほんと暮らそうとしていたが、地球から来た女刑事に出会う。スラムで育ち、屈強な男にも決して引けを取らない攻撃力を持った(清楚の逆)、ヒルデだ。

 一目ぼれしたマルスは署長権限で勝手に彼女の相棒になってしまう。ヒルデも嫌々ながら、署長命令なので従う。

 マルスには幼いころからの婚約者がいる(制約)。のだが、マルスに劣らぬくらいのお嬢サマなので、マルス自分の事は棚に上げて他人任せの女の子は嫌だと思っていた。お嬢サマはすっかりその気だが。

 事件の最前線に立つヒルデの側というのは危険なのだが、幼いころから与えられている万能ロボ執事リチャード(至誠)のサポートがある。その中でちょっとは刑事っぽくなっていっていた。

 火星では火星の資源を全て地球に移そうとする(節度の逆)地球至上主義者たちによるテロ事件が増えていた。

 そしてそのターゲットには、マルスも当然含まれていて、マルスの婚約者も。

 嫌々ながら親の言う事に従い出席した茶会で、テロ集団に襲われマルスは一人だけ逃げ出してしまう(勇気の逆)

 マルスが安全な自社ビルの中で人質事件の報道を見ていると、ヒルデが突入部隊の中にいる。

 そこでマルスは悩む。

 もし、テロリストに襲われた時に自分が逃げ出さずに何か出来ていたら。ヒルデの様に強かったら…。

 自分が逃げ出した事で、自分を慕っていたお嬢サマと自分が恋心を抱いているヒルデが同時に危険に晒されている。

 マルスはリチャードを従え、事件の現場へと戻る。マルスはヒルデと共に過ごした時間で覚えた、ダーティーな知識とリチャードの万能ロボ能力をフルに使い、事件を解決。

 ヒルデにちょっと認めてもらえたことは嬉しかったが、お嬢サマはますます熱を上げてしまい、敏腕署長としての名も広がり、父親からはもっと宣伝効果があるようにとやたらヤバイ事件を火星中から集められる始末となる。

END

所要時間:30分。
大塚英志氏の著書から、プロット練習じゃー!!と意気込んでた頃のもの。19くらいまでしか続かなかった。リヴェンジの意気込みも籠めて。今晒します。

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